脱ドル化とは?
だつどるか
脱ドル化とは、国際貿易や金融取引においてアメリカドルへの依存を減らし、自国通貨や他の通貨を活用しようとする動きのことです。
脱ドル化(でドルか)とは、国際取引の決済・外貨準備・資産保有において、基軸通貨としてのアメリカドルへの依存度を意図的に低下させる動向を指します。
第二次世界大戦後のブレトンウッズ体制以降、ドルは世界の基軸通貨として機能し、石油を始めとした一次産品の取引や各国の外貨準備の多くをドルが占めてきました。しかしドル覇権に対する対抗意識や、米国の制裁措置への脆弱性を懸念する動きが、とくに2010年代以降に強まっています。
脱ドル化の具体的な手段としては、次のようなものが挙げられます。
- 二国間貿易を自国通貨で決済する協定の締結
- 外貨準備における金(ゴールド)や人民元などの比率引き上げ
- SWIFT代替の独自決済システムの構築
- 中央銀行デジタル通貨(CBDC)の国際間利用
ロシアへの経済制裁をきっかけに、ブリックス(BRICS)諸国を中心とした脱ドル化の議論が活発化しました。ただし、ドルの流動性や信頼性は依然として高く、完全な脱ドル化は現実的に困難とみる専門家も多く、国際通貨体制の多極化という文脈で議論されることが一般的です。
使い方・例文
例えば、ロシアと中国が石油取引を人民元で決済したり、インドが自国ルピーでの貿易決済を推進したりする動きが「脱ドル化」の具体例として報道されることがあります。
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