基軸通貨とは?
きじくつうか
基軸通貨とは、国際貿易や金融取引の決済・準備資産として世界的に広く使われる特定の通貨のことです。
基軸通貨(キーカレンシー、Key Currency / Reserve Currency)とは、国際的な貿易取引・金融取引において決済・価格表示・外貨準備に広く使われる中心的な通貨を指します。
現在、最も代表的な基軸通貨は米ドル(USD)です。第二次世界大戦後のブレトンウッズ体制のもとで米ドルと金が固定相場で結びつけられ、他の主要通貨は米ドルに対して固定される仕組みが採用されました。1971年にニクソンショックで金とドルの交換停止が宣言された後も、原油をはじめとする多くの一次産品が米ドル建てで取引される慣行が続き、ドルの基軸通貨としての地位は維持されています。
基軸通貨の条件としては、次のような要素が挙げられます。
- 発行国の経済規模が大きく安定していること
- 為替相場が安定していること
- 金融市場の流動性・深さがあること
- 国際的な信用・法の支配があること
ユーロ・円・ポンド・人民元なども国際的に使われますが、外貨準備に占める米ドルの比率は現在も最大です。基軸通貨を持つ国は国際的な資金調達コストの低減など「過大な特権」とも呼ばれる恩恵を受ける一方、世界経済の動向がその国の通貨政策に影響を与えるという側面もあります。
使い方・例文
日本が中東から原油を輸入する際は米ドル建てで決済するのが一般的で、このとき基軸通貨としての米ドルが取引の基盤となります。また、各国中央銀行が保有する外貨準備の大部分も米ドル建て資産で運用されます。
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