本文へスキップ

多極化とは?

たきょくか

多極化とは、国際社会において力の中心が一つではなく、複数の国や勢力に分散していく現象のことです。

多極化とは、国際政治や経済において、圧倒的な力を持つ一つの国や陣営を中心に秩序が形成される状態から、複数の国や地域が影響力を持つ状態へと変化していく現象を指します。国際関係論では、力の中心が一つの状態を単極、二つの状態を二極、三つ以上に分散した状態を多極と呼びます。

冷戦期は、アメリカを中心とする西側陣営とソビエト連邦を中心とする東側陣営が対立する二極構造が国際秩序の基本でした。冷戦終結後の一時期はアメリカが唯一の超大国として突出する単極的な状況が指摘されましたが、近年は中国の経済的・軍事的な台頭やインド、ロシア、欧州連合、その他新興国の存在感の高まりにより、国際社会の力の分布がより分散した多極化の傾向が進んでいるとされています。

多極化が進むと、特定の大国だけでは国際的な課題を解決しにくくなる一方、多様な立場を反映した意思決定が可能になるという見方もあります。他方で、力の均衡が不安定になりやすく、地域紛争や対立が起こりやすくなるとの指摘もあり、多極化する世界にどう対応するかは各国の外交政策における重要な課題となっています。

使い方・例文

国際政治学の授業で、冷戦後の世界がどのように多極化してきたかを学びました。新興国の台頭により、世界経済の多極化が進んでいると指摘されています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語