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聞香炉とは?

もんこうろ

聞香炉とは、香道において香木を温めて香りを楽しむために使用する小型の香炉のことです。

聞香炉(もんこうろ)とは、日本の伝統芸道である香道(こうどう)において、香木を温めてその香りを鑑賞するために用いる小型の香炉です。「聞香」とは香りを「聞く」という香道独特の表現で、ただ嗅ぐのではなく心を澄ませて香りを感じ取ることを意味します。

聞香炉の構造と使い方には独自の作法があります。炉の中に灰を入れて整え、炭団(たどん)という小さな炭を灰の中に埋め込んで熱源とします。その上に「火窓(ひまど)」と呼ばれる穴を開け、銀葉(ぎんよう)という雲母製の薄い板を置き、その上に小さな香木の切れ端を乗せて間接的に温めることで、煙を出さずに芳香だけを引き出します。

この間接加熱の方法が聞香炉の大きな特徴であり、香木を燃やすのではなく蒸すように温めることで、微妙な香りの変化や深みを楽しむことができます。香道の競技「組香(くみこう)」では、参加者が回ってきた聞香炉を手のひらに持ち、静かに香りを聞いて香木の種類を当てる場面で用いられます。

材質は陶磁器・漆器・金属などさまざまで、小型で精巧に作られたものが多く、美術工芸品としての価値も高いです。

使い方・例文

香道の稽古では、参加者が順番に聞香炉を手のひらに乗せて蓋を開け、静かに三度香りを聞いてから次の人に回すという作法が行われます。

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