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織部焼とは?

おりべやき

織部焼とは、安土桃山時代に茶人・古田織部の好みをもとに生まれた、独創的な意匠が特徴の陶磁器です。

織部焼(おりべやき)は、安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて、現在岐阜県土岐市・多治見市周辺(美濃地方)で焼かれた陶磁器の総称です。利休の高弟であり茶の湯の名手としても知られた武将・古田織部(1544〜1615年)の好みが強く反映されており、「織部好み」とも呼ばれます。

織部焼の最大の特徴は、それまでの茶陶にはなかった大胆な造形と装飾にあります。意図的にゆがめた器形、幾何学文様や抽象的な草花文様の描絵、そして鮮やかな緑色の銅釉(緑釉)の部分がけが代名詞です。「黒織部」「青織部」「赤織部」「志野織部」など多様な種類があり、それぞれ釉薬や胎土の違いによって分類されます。

千利休が追求した「わびさび」の美意識とは一線を画し、奇抜さや遊び心を積極的に取り込んだ点が織部焼の革新性です。茶碗・向付・皿・水指など多様な器種が作られ、当時の茶の湯文化を大きく変えました。

現代においても美濃焼の伝統を受け継ぐ産地で制作が続けられており、2017年には「日本の17産地の伝統的工芸品」の一つとして評価されています。独創的な意匠は現代のデザインや陶芸にも影響を与え続けています。

使い方・例文

「茶道具店では、深緑の釉薬が部分的にかかった織部焼の向付が、現代の食卓でも使えるおしゃれな器として人気を集めている。」

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