本文へスキップ

縦引きとは?

たてびき

引きとは、木材の木目(繊維)の方向に沿って鋸で切断する作業のことです。

引き(たてびき)とは、木材を木目の走る方向(繊維方向)に平行に切り進める鋸引きの技法です。英語では「rip cut」と呼ばれます。これに対して木目を横断する方向に切ることを「横引き」または「木口切り」といいます。

縦引きと横引きの違いは鋸の刃の形状にも反映されています。縦引き用の鋸は木の繊維を「引き裂く」ように作られており、刃先が縦方向に鋭く切り込む形状です。一方、横引き用は繊維を「切断する」刃形になっています。そのため、縦引き鋸で横引きをしようとすると切れ味が落ちるなど、適切な鋸を選ぶことが重要です。

主な使用場面は次のとおりです。

  • 幅広い板材から必要な幅の部材を取り出す
  • 角材を長さ方向に割って薄い部材にする
  • 丸鋸盤(テーブルソー)やバンドソーによる機械縦引き
  • 大工の手鋸による手縦引き

注意点と意義として、縦引きは木材の繊維を長方向に割くため、横引きに比べて切断面が荒くなりやすい傾向があります。また、木目の曲がりや節の存在によって材料が刃に食い込む「キックバック」のリスクがあり、機械作業では安全対策が特に重要です。適切に行えば材料ロスを最小限にしながら必要な部材を効率よく得られます。

使い方・例文

大きな板材から幅の狭い棚板を複数取り出すとき、丸鋸盤のフェンスを使って縦引きを繰り返すことで、均一な幅の部材を効率よく切り出せます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語