本文へスキップ

綴織とは?

つづれおり

綴織とは、模様部分ごとに色糸を使い分けながら緯糸折り返して織る技法で、絵画的な文様表現が可能な織物です。

綴織(つづれおり)とは、織物技法のひとつで、模様を形成する緯糸(よこいと)をそれぞれの色柄が必要な範囲だけ往復させながら織り進める方式です。経糸(たていと)が布地の表面にほとんど現れず、緯糸だけで模様と地色の両方を表現することが特徴です。

通常の織物では緯糸が布幅全体にわたって連続して通りますが、綴織では模様の色ごとに短い区間で折り返すため、異なる色の境界部分に小さな隙間(綴れ目)が生じることがあります。この構造上の特性により、まるで絵画のように複雑で細かな模様を表現することが可能です。

綴織の主な種類と代表的な産地・用途は以下の通りです。

  • 西陣綴織(爪掻き本綴):京都西陣で作られる高級綴れ帯。爪で緯糸を掻き寄せる独特の技法を用いる。
  • ゴブラン織:フランスのゴブラン工房に由来する西洋の壁掛けタペストリーの一種。
  • キリム:中東・中央アジア地域の平織カーペットで綴織技法を用いるものが多い。

日本では帯地として綴織が特に珍重されており、礼装にも使用できる格調の高い織物として知られています。手仕事による工程が多く、熟練の技術が必要なため希少性が高い伝統工芸品でもあります。

使い方・例文

茶道や能楽などの伝統的な場面で着用される礼装の帯に、精緻な模様を表現した綴織の帯が用いられることがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語