紫苑とは?
しおん
紫苑とは、東アジア原産のキク科の多年草で、その根と根茎が漢方薬・生薬として利用される植物です。
紫苑(しおん)は、キク科シオン属の多年草で、学名をAster tataricusといいます。中国・日本・朝鮮半島などの東アジアに自生し、秋に紫色の花を咲かせることで知られています。
体・健康の観点では、紫苑の根および根茎が生薬として利用されます。漢方医学では「紫苑(しおん)」という生薬名で、主に呼吸器疾患の治療に用いられてきました。主な薬効として以下が知られています。
- 鎮咳(ちんがい):咳を鎮める作用
- 去痰(きょたん):痰を除く作用
- 潤肺(じゅんはい):肺を潤す作用
漢方処方では「紫苑湯」などに配合され、慢性的な咳・気管支炎・喘息などに用いられることがあります。成分としてはサポニン・フリーデリン・エピフリーデリンなどが含まれるとされています。
観賞植物としても人気があり、秋の庭に淡い紫色の花を多数咲かせる姿は趣があります。万葉集にも詠まれており、日本の文化と深いつながりを持つ植物です。
使い方・例文
漢方薬局では、長引く咳や痰が多い症状に対して紫苑を含む生薬処方が選ばれることがあります。
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