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粗鉛とは?

そなまり

粗鉛とは、鉛鉱石製錬工程で得られる不純物を含んだ一次段階の鉛のことで、精製前の鉛を指します。

粗鉛(そえん、Crude Lead / Bullion Lead)とは、方鉛鉱(PbS)などの鉛鉱石や、鉛を含む複合硫化鉱石を製錬炉で処理した際に最初に得られる金属鉛のことです。この段階では銀・銅・ビスマス砒素アンチモン・錫などの不純物を含んでいるため、製品として使用する前にさらに精製工程が必要です。

粗鉛の製造は主に次の手順で行われます。

  • 焙焼:硫化鉛鉱を酸化焙焼して酸化鉛(PbO)や硫酸鉛に変換する
  • 還元製錬:焼結物をシャフト炉(インペリアル製錬炉など)やブラスト炉でコークスとともに還元し、溶融鉛として取り出す
  • スラグ分離:溶融状態で鉛相と不要なスラグ相を分離する

得られた粗鉛の純度はおよそ96〜99%程度であり、含まれる不純物によって精製方法が選択されます。銀を多く含む場合はパークス法(亜鉛を加えて銀を回収)が、電気精製では陽極に粗鉛を用いて純鉛を析出させます。

精製後の鉛は鉛蓄電池・建築用材料・放射線遮蔽材・はんだなど多岐にわたる用途に使われます。また、粗鉛に含まれる銀・ビスマスなどの副産物の回収も製錬所の収益に重要な役割を果たしています。

使い方・例文

製錬所で鉛精鉱をシャフト炉で処理すると粗鉛が得られ、これをパークス法で処理して銀を回収した後、電解精製または火精製を経て純度99.9%以上の電気鉛(精鉛)に仕上げます。

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