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砒素とは?

ひそ

砒素とは、原子番号33の半金属元素であり、自然界に広く分布する一方で強い毒性を持つことで知られる物質です。

砒素(ひそ、arsenic、元素記号 As)とは、原子番号33の半金属メタロイド)元素で、周期表第15族に属します。灰色・黄色・黒色の同素体があり、最も安定な灰色砒素は金属光沢を持ちます。

砒素は地殻中に微量ながら広く分布しており、硫化物鉱物(砒鉄鉱・雄黄・雌黄など)として産出します。銅・鉛・金などの鉱石中に不純物として含まれることも多く、製錬工程での管理が必要です。火山活動や岩石の風化によって自然環境中にも溶け出し、地下水の砒素汚染は世界各地で深刻な公衆衛生問題になっています。

砒素化合物は歴史的に毒物として悪名高く、三酸化二砒素(亜砒酸)は「毒の王」とも呼ばれました。体内でタンパク質のSH基に結合して酵素を阻害し、慢性曝露では皮膚・肺・膀胱がんのリスクを高めます。一方で、かつては梅毒の治療薬(サルバルサン)や農薬に使われた歴史もあります。

現代では半導体材料(ヒ化ガリウム GaAs)として電子デバイスや太陽電池に利用されており、産業上の重要性も持ちます。

使い方・例文

地下水に溶出した砒素による慢性中毒は、バングラデシュやインドなどで大規模な健康被害をもたらしています。

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