篳篥とは?
ひちりき
篳篥とは、雅楽などで用いられる日本の伝統的な縦型の管楽器で、葦製のリードを使って力強く独特な音色を奏でます。
篳篥(ひちりき)は、日本の宮廷音楽である雅楽の管楽器のひとつです。細い竹管(本来は葦製)の本体と、先端に差し込む蘆舌(ろぜつ)と呼ばれる葦製のダブルリードから構成されており、リードを唇で挟んで息を吹き込むことで音を出します。
全長はおよそ18〜19センチメートルと非常に小型ですが、力強く太い音色が出るのが特徴です。指穴は表7孔・裏2孔の計9孔で、半音や微分音も奏でることができます。音域は約1オクターブ半で、西洋のオーボエに近い原理を持つダブルリード楽器ですが、音色はより荒々しく人の声に近いと評されることがあります。
雅楽の管楽器アンサンブルでは、篳篥・笙(しょう)・龍笛(りゅうてき)の三管がもっとも重要な役割を担います。篳篥はしばしば「主旋律を担う楽器」として雅楽の音楽的中心を占めます。
篳篥の起源は中央アジアにあり、シルクロードを経由して中国に伝わり、奈良時代ごろに日本に伝来したとされています。現在も宮内庁式部職楽部などで古来の製法・奏法が継承されています。
使い方・例文
神社の雅楽演奏会では、笙や龍笛とともに篳篥が奏でられ、その独特の鋭く力強い音色が儀式の雰囲気を際立たせます。
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