第三の極とは?
だいさんのきょく
第三の極とは、南極・北極に次ぐ世界第三の氷雪地帯として、ヒマラヤ山脈を中心とするチベット高原の氷河・雪氷域を指す概念です。
「第三の極(だいさんのきょく)」とは、南極(南極大陸)と北極(北極海周辺)に次ぐ第三の巨大な氷雪地帯として、ヒマラヤ山脈・カラコルム山脈・ヒンドゥークシュ山脈・チベット高原などを含む中央・南アジアの高山氷河地帯を総称した言葉です。この地域には南極・北極以外では世界最大の氷河・氷雪が存在します。
第三の極が注目される理由は環境・水資源の両面にあります。この地域に蓄積された氷河は、アジアの主要河川であるガンジス川・インダス川・メコン川・黄河・長江などの重要な水源となっており、周辺に住む数十億人の人々の生活用水・農業用水・発電に深く関わっています。
気候変動の影響を受け、第三の極の氷河は急速に縮小していることが観測されています。主な懸念点は以下の通りです。
- 氷河の後退による河川流量の変化(長期的には減少)
- 氷河湖決壊洪水(GLOF)のリスク上昇
- 生態系・生物多様性への影響
- 周辺国における水不足・農業への打撃
国際的にも「第三の極環境(TPE)」研究プログラムが組まれており、中国・インド・欧米の研究機関が協力して観測・分析を進めています。地政学的にも重要な地域であり、水資源をめぐる国際関係にも影響を与えています。
使い方・例文
「第三の極の氷河が溶け続けることで、アジアの大河の水源が失われる恐れがあると科学者たちは警告しています」のように、環境問題の文脈で使われます。
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