本文へスキップ

窒化ケイ素とは?

ちっかけいそ

窒化ケイ素とは、ケイ素と窒素からなるファインセラミックスの一種で、高硬度・耐熱性・耐摩耗性に優れた工業用構造材料です。

窒化ケイ素(Si₃N₄、シリコンナイトライド)は、ケイ素原子4個と窒素原子3個が強固な共有結合でつながった無機化合物です。アルミナ(酸化アルミニウム)と並ぶ代表的な構造用セラミックスであり、金属と比較して非常に軽量でありながら卓越した機械的・熱的特性を持ちます。

主な特性は次のとおりです。

  • 高硬度・高強度:ビッカース硬度が高く、金属切削工具に匹敵する耐摩耗性を持つ
  • 耐熱性:1000℃以上の高温でも強度を維持し、熱衝撃にも強い
  • 低密度:鋼の約40%の軽さで、高速回転部品の慣性低減に有効
  • 電気絶縁性:絶縁体として半導体製造装置に使用可能

代表的な用途としては、自動車エンジン部品(ターボチャージャーのロータ・タービンブレード・グロープラグ)、切削工具のインサート、高速・高精度ベアリング(セラミックスボール)、半導体製造装置の部品、ガスタービン部品などがあります。

焼結助剤の種類や焼結方法(常圧焼結・ホットプレス・反応焼結など)によって微細構造や特性が異なるため、用途に応じて最適なグレードが選ばれます。

使い方・例文

「ハイブリッド車のターボチャージャーに窒化ケイ素製のボールベアリングを採用したことで、鋼製比で大幅な軽量化と高回転域での摩擦低減を実現した」のように、高性能部品の素材として登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語