税額控除とは?
ぜいがくこうじょ
所得税や法人税の計算において、算出された税額から直接一定の金額を差し引くことができる制度のことです。
税額控除とは、課税所得に税率を掛けて算出した税額から、さらに直接一定の金額を差し引く制度です。課税所得そのものを減らす「所得控除」とは異なり、税額から直接控除するため、所得水準に関わらず同額の節税効果が得られるのが特徴です。
税額控除は政策目的に応じて多様な種類があります。個人向けでは、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)が代表的で、年末時点の住宅ローン残高の一定割合が税額から控除されます。外国税額控除は海外で課税された所得に対する二重課税を防ぐための制度です。法人向けでは、試験研究費の税額控除や中小企業投資促進税制など、産業政策・研究開発促進を目的としたものが多くあります。
所得控除との違いを整理すると以下のとおりです。
- 所得控除:課税所得を減らす→税率が高いほど効果大
- 税額控除:税額を直接減らす→税率によらず一定額の効果
- 税額控除は控除しきれない場合、翌年以降への繰越が認められる場合がある
税額控除は納税者にとって実質的な恩恵が大きい制度であり、住宅取得促進・研究開発投資・省エネ設備導入といった政策誘導に幅広く活用されています。申告の際には適用要件・控除限度額・手続き書類の確認が重要です。
使い方・例文
住宅ローンを組んでマイホームを購入した場合、住宅借入金等特別控除により年末ローン残高の一定割合が直接税額から差し引かれ、場合によっては税額がゼロになることもあります。
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