外国税額控除とは?
がいこくぜいがくこうじょ
外国税額控除とは、海外で得た所得に対し現地で納めた税額を、日本の税金から差し引くことで国際的な二重課税を排除する制度です。
外国税額控除は、内国法人や居住者が外国で稼得した所得について現地の税金を納めた場合に、その外国税額を日本の所得税・法人税から控除できる制度です。日本は全世界所得課税を採用しているため、国外所得にも課税しますが、同一の所得に日本と外国の両方で課税されると二重課税が生じます。外国税額控除はこの二重課税を解消するための主要な手段です。
法人の外国税額控除には主に二種類あります。
- 直接控除:法人自身が外国で納付した税額を控除する
- 間接控除:外国子会社が納付した税額の一定割合を親会社の税額から控除する(現行制度では子会社配当の益金不算入制度に移行)
控除限度額は、その年の国外所得に対応する日本の税額(比例計算)を上限とし、限度額を超える外国税額は翌年以降に繰り越すことができます。また限度額に満たない場合は翌年以降の繰越外国税額の控除に充てられます。
個人の場合も確定申告によって外国税額控除を適用できます。海外投資信託の分配金などで源泉徴収された外国税を取り戻せるケースがあり、確定申告の実務上重要なポイントです。
使い方・例文
海外株式の配当に対して現地で10%の源泉税が引かれた場合、確定申告で外国税額控除を適用することで、その分を日本の所得税・住民税から差し引ける場合があります。
この用語をシェア
最終更新: