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神経可塑性とは?

しんけいかそせい

神経可塑性とは、脳や神経系が経験や学習によって構造・機能を変化させる能力のことです。

神経可塑性(しんけいかそせい)とは、脳および神経系が外部からの刺激・経験・学習・損傷などに応じて、神経回路の接続や構造を変化させる性質を指します。英語では「neuroplasticity」または「brain plasticity」とも呼ばれます。

かつて脳は成人になると固定されると考えられていましたが、20世紀後半以降の研究によって、成人の脳でも持続的に変化し続けることが明らかになりました。変化の主なメカニズムとしては以下があります。

  • シナプス可塑性:神経細胞間の接続(シナプス)の強度が変化する。長期増強(LTP)や長期抑圧(LTD)がその代表例。
  • 構造的可塑性:樹状突起のスパインや軸索の形状そのものが変わる。
  • 神経新生:海馬などの一部領域では新しい神経細胞が生まれることもある。

神経可塑性は、楽器の練習・語学学習・リハビリテーションなど、あらゆるスキル習得の基盤です。脳卒中や外傷後に失われた機能が回復するのも、損傷部位を別の神経回路が補う可塑性によるものです。また、慢性的なストレスや薬物依存も神経回路を変化させる一形態として理解されています。神経可塑性の研究は教育・医療・リハビリ分野に広く応用されています。

使い方・例文

脳卒中の後遺症で右手が動かなくなった患者が、反復訓練によって左脳の別の領域が右手の制御を担うようになるケースは、神経可塑性の典型例として知られています。

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