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硯屏とは?

けんびょう

硯屏とは、硯(すずり)の前に立てて風や埃から墨汁を守るために置く小型の屏風・衝立のことです。

硯屏(けんびょう)とは、文房具のひとつで、硯の手前に立てて置く小型の屏風または衝立のことです。書斎や書道の場において、硯の墨が風にあおられて乾いたり、外からの埃が混入したりするのを防ぐ実用的な役割を果たします。

もともとは中国の文人文化から生まれ、日本には奈良・平安時代頃に伝わったと考えられています。実用品としての機能だけでなく、文人趣味の装飾品としても重視され、優れた硯屏は骨董品・美術工芸品として高く評価されます。素材は木製・石製・陶磁器製・漆塗りなど多岐にわたり、表面には山水画や花鳥画、詩文などが施されているものも多くあります。

サイズは硯の幅に合わせた小型のものが一般的で、卓上に置いて使います。文房四宝(筆・墨・硯・紙)の周辺道具として、筆洗や水滴などと並んで書斎を彩る調度品のひとつとして親しまれてきました。現代では骨董市や書道専門店で見られることが多く、コレクターの収集対象にもなっています。

使い方・例文

江戸時代の文人が愛用した硯屏には、山水図や漢詩を彫り込んだ石製のものが多く、書斎の趣味的な調度品として珍重されました。

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