屏風とは?
びょうぶ
屏風とは、複数の板(扇)を蝶番でつなぎ折りたたみ式にした日本の伝統的な間仕切り・装飾家具で、絵画や書が描かれることでも知られます。
屏風(びょうぶ)は、薄い木の板や竹を格子状に組んだ芯材に和紙を重ね張りし、絹や金箔を貼った表面を持つ折りたたみ式の建具です。「屏風」の字は「風を屏(ふせ)ぐ」を意味し、もともとは風よけ・目隠し・間仕切りとして使われました。中国から伝来したとされ、日本では奈良時代の文献にすでに登場します。
屏風の基本的な仕様は「扇(せん)」と呼ばれるパネルの枚数で表現され、二枚一対の「二曲屏風」から六枚の「六曲屏風」、さらに大型の「八曲屏風」まで多様なサイズが存在します。複数の扇を山折り・谷折り交互につなぐことで自立でき、室内の任意の場所に設置できます。
日本美術の名品として多くの絵師が屏風絵を手がけており、代表的な作品には次のようなものがあります。
- 俵屋宗達「風神雷神図屏風」
- 尾形光琳「燕子花図屏風」
- 長谷川等伯「松林図屏風」
- 狩野永徳による金碧障壁画の屏風群
実用面では婚礼・茶会・能楽の舞台演出・神仏への奉納など儀礼的な場面でも活用されてきました。現代では美術館での展示品・料亭や旅館のインテリアとして使われるほか、現代アーティストが屏風形式をキャンバスとして用いる創作活動も行われています。
使い方・例文
結婚披露宴の新郎新婦の背後に金屏風が立てられる場面や、美術館で国宝の屏風絵が展示される場面でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: