石灯籠とは?
いしどうろう
石灯籠とは、石で作られた灯籠で、日本庭園や神社・仏閣の境内に置かれ、照明と装飾の両方の役割を果たしてきた伝統的な工芸品です。
石灯籠(いしどうろう)は、石を素材として作られた灯籠です。本来は灯明(ともしび)を入れるための照明器具として神社・仏閣に奉納されたものですが、やがて日本庭園における重要な景石(けいせき)としても発展しました。
一般的な石灯籠は上から順に、宝珠(ほうじゅ)・笠(かさ)・火袋(ひぶくろ)・中台(ちゅうだい)・竿(さお)・基礎(きそ)という構造を持ちます。火袋に火を灯すための開口部(火口)があり、雨風を防ぎながら光を拡散させる設計になっています。
石灯籠の主な様式には次のようなものがあります。
- 春日型:奈良の春日大社が原型で、神社に多い古典的な形
- 織部型:千利休の弟子の古田織部に由来するとされ、茶庭によく使われる
- 雪見型:低い三脚の台座を持ち、池や水辺のそばに置かれることが多い
- 岬型:細長い竿が特徴で、池の端に設置されることが多い
江戸時代以降は茶庭や回遊式庭園に欠かせない要素となり、景観のアクセントとして現代の和風庭園にも広く用いられています。素材には花崗岩・安山岩・砂岩などが使われ、年月を経ることで苔が生え、落ち着いた侘びた風情が増します。
使い方・例文
石灯籠は、日本庭園の池のほとりや飛び石の脇に設置され、夕暮れどきに火を灯すと水面に映る光が幻想的な雰囲気を演出する場面でよく登場します。
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