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相互主観性とは?

そうごしゅかんせい

相互主観性とは、異なる主観を持つ複数の人々の間で共有される認識や意味のことで、客観性と主観性の間を架橋する哲学・社会科学の重要概念です。

相互主観性(そうごしゅかんせい、intersubjectivity)とは、複数の主観(個人の意識・経験)の間で共有・承認される認識・意味・価値を指す概念です。純粋な客観性(誰の視点にも依存しない事実)でも純粋な主観性(個人だけの内的体験)でもなく、その中間に位置する重要な概念として哲学・社会科学・心理学などで広く用いられます。

相互主観性の探求は現象学において特に深められました。フッサールは「他者の意識をいかに理解できるか」という問題(他者経験)を出発点に相互主観性を論じ、共有された生活世界(レーベンスヴェルト)の基盤として位置づけました。ハーバーマスはコミュニケーション的行為理論において、相互主観性を言語的対話を通じて形成されるものとし、合理的な社会規範の基盤とみなしました。

相互主観性が重要とされる理由は次の通りです。

  • 科学的知識は一人の研究者の主観ではなく、研究者コミュニティの相互検証によって成立する
  • 言語・文化・制度は相互主観的に共有された意味体系として機能する
  • 倫理的合意や社会的規範は相互主観的な対話を通じて形成される

発達心理学では、乳幼児が他者の意図や感情を理解し始める過程(共同注意・模倣)も相互主観性の萌芽として研究されています。

使い方・例文

会議で複数の参加者が同じ議題について共通理解を形成しながら議論を進める場面は、相互主観性が実際に機能している例です。「客観的ではないが、みんなに共有されている」という認識が相互主観性の典型です。

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