皆具とは?
かいぐ
皆具とは、茶道や武具・調度品などで、一揃いの道具一式がセットになったものをさす言葉です。
皆具(かいぐ)とは、特定の目的のために用いる道具類が一式そろったセットを指す言葉です。「皆」は「すべて・一揃い」を意味し、必要な道具がひとつも欠けることなく整っている状態を表します。
もっとも広く使われるのは茶道の「水指皆具(みずさしかいぐ)」で、水指・杓立(しゃくたて)・建水(けんすい)・蓋置(ふたおき)の4点が同じ意匠・素材で揃えられたセットを指します。一般に棚飾りや茶事の飾り付けに用いられ、揃いの道具を使うことで席全体の調和をはかる茶道の美意識が反映されています。
皆具の主な用例は次のとおりです。
- 茶道具の皆具:水指・杓立・建水・蓋置の4点セット
- 武具の皆具:鎧・兜・小手・脛当などが揃った甲冑一式
- 儀礼調度の皆具:神事や婚礼などで使う調度品の一揃い
骨董・古美術の世界でも「皆具が揃っている」ことは希少価値を高める重要な要件で、欠品のないセットは評価が格段に上がります。茶道具においては、同じ作家・窯・時代の揃いであることが理想とされ、後世に別の品で補ったものは「後補(こうほ)」として区別されます。
使い方・例文
茶道の稽古や茶会の場で「今日は青磁の皆具を飾りました」のように使われるほか、骨董市や古美術のオークションカタログでも「皆具揃い」として出品されることがあります。
この用語をシェア
最終更新: