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疼痛誘発試験とは?

とうつうゆはつしけん

整形外科の診察で、特定の動作や圧迫を加えて痛みを再現することで、損傷部位や病態を特定する徒手検査法です。

疼痛誘発試験とは、整形外科や理学療法の診察において、医師や理学療法士が患者の身体に特定の動作・体位・圧迫を加えることで痛みを意図的に再現させ、障害の部位・原因・重症度を絞り込むための徒手的な検査法の総称です。画像検査では捉えにくい機能的な問題評価できる点が特長です。

疼痛誘発試験は部位や目的によって多種多様な手技が存在します。代表的なものには次のようなものがあります。

  • ラセーグ徴候(SLRテスト):仰臥位で下肢を伸展させながら挙上し、坐骨神経痛の有無を確認する
  • ニアテスト・ホーキンステスト:肩関節の腱板損傷・インピンジメント症候群を評価する
  • マクマレーテスト:膝関節の半月板損傷を調べる回旋ストレステスト
  • パトリックテスト(ファベルテスト):股関節や仙腸関節の障害を確認する

これらの試験は単独で用いられるのではなく、問診・視診・画像検査と組み合わせることで診断精度が高まります。陽性所見(痛みが再現された場合)は特定の疾患を示唆しますが、偽陽性・偽陰性も存在するため、複数の検査を組み合わせた総合的な評価が重要です。リハビリ計画の立案や治療効果の確認にも活用されます。

使い方・例文

膝が痛む患者に対して医師がマクマレーテストを行い、特定の角度で痛みが誘発された場合、半月板損傷の疑いが高まります。疼痛誘発試験はMRI検査前のスクリーニングとしてもよく使われます。

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