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甲骨文とは?

こうこつもじ

甲骨文とは、古代中国の殷(商)王朝時代に亀の甲羅や獣骨に刻まれた占い文字で、漢字の最古の形として知られています。

甲骨文(こうこつぶん)とは、中国最古の王朝の一つである殷(商)王朝(紀元前17世紀頃〜紀元前11世紀頃)の時代に、亀の甲羅(腹甲・背甲)や牛などの肩甲骨に刻まれた文字のことです。「甲骨文字」「卜辞(ぼくじ)」とも呼ばれ、主に王が神や祖先に対して行う占い(卜占)の記録として用いられました。

甲骨文が近代に発見されたのは19世紀末のことで、1899年に中国の学者・王懿栄が漢方薬として売られていた「竜骨」の中に古代文字を発見したことが発端とされています。その後、現在の河南省安陽市・殷墟から大量に出土し、研究が進みました。

甲骨文の主な特徴は以下のとおりです。

  • 現在確認されている漢字の直接の祖先にあたる象形文字的な性質を持つ
  • 確認された文字数はおよそ4,500字以上で、そのうち解読されているものは約三分の一程度とされる
  • 王の政治・軍事・農耕・天文・疾病など多岐にわたる内容が記録されており、当時の社会を知る貴重な史料となっている
  • 文字は刀状の工具で刻まれ、朱や墨が塗られた場合もある

甲骨文の研究(甲骨学)は漢字の起源と殷王朝の歴史を解明する学問分野として発展し、中国の歴史学・言語学において重要な位置を占めています。

使い方・例文

書道や漢字の歴史を解説する教材で「漢字の起源」として紹介される場面や、考古学・中国古代史の研究・解説文において殷代の占い記録として登場します。

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最終更新:

同じ読みのことば

「こうこつもじ」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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