甲州道中とは?
こうしゅうどうちゅう
甲州道中とは、江戸時代に整備された五街道のひとつで、江戸・日本橋から甲府を経て信濃の下諏訪を結ぶ幹線道路です。
甲州道中(こうしゅうどうちゅう)は、江戸幕府が整備した五街道のひとつで、江戸の日本橋を起点とし、甲斐国の甲府(現在の山梨県甲府市)を経て、信濃国の下諏訪(現在の長野県諏訪郡下諏訪町)に至る街道です。「甲州街道」とも呼ばれます。
全長はおよそ52里(約200キロメートル)で、44の宿場が置かれました。主な宿場には、内藤新宿・高井戸・八王子・大月・勝沼・甲府などが挙げられます。下諏訪では中山道と合流し、京都方面への接続が可能でした。
甲州道中が重視された理由のひとつは、有事の際の将軍の避難路(「甲州御退き」)としての機能です。関東が攻められた際に甲府城を拠点とするための道として、軍事的な意義を持っていました。また、甲斐の名産品である絹織物(甲斐絹)や農産物の輸送路としても機能しました。
現代では国道20号がほぼ甲州街道の経路を引き継いでおり、東京都内では「甲州街道」という路線名が今も使われています。沿道の八王子や甲府は、現在でも交通・商業の要衝として発展しています。
使い方・例文
「五街道のひとつとして甲州道中がある」という歴史の授業や、東京都内で「甲州街道を走る」という日常的な交通の文脈でも使われます。
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