瓦とは?
かわら
瓦とは、粘土を成形・焼成して作られる屋根葺き材料で、日本の伝統的な建築に広く用いられてきた屋根材のことです。
瓦とは、粘土や陶土を型に入れて成形し、高温で焼き固めた屋根葺き用の建材です。耐久性・耐火性・断熱性に優れており、日本をはじめアジア各地の伝統建築に古くから使われてきました。
日本には6世紀の飛鳥時代に朝鮮半島を経由して中国から伝来したとされています。奈良の法隆寺などの寺院建築にその初期の使用例を見ることができます。江戸時代には防火対策として民家にも普及し、近代以降も日本家屋の屋根材として定着しました。
瓦の主な種類には次のものがあります。
- 本瓦葺き(平瓦と丸瓦を組み合わせる伝統的な葺き方)
- 桟瓦(一枚で平瓦と丸瓦の役割を兼ねる合理的な形状)
- いぶし瓦(表面を燻して銀灰色の光沢を持たせたもの)
- 釉薬瓦(釉薬をかけて焼いた光沢のある瓦)
- 洋瓦(スペイン風・フランス風などの西洋由来の形状)
瓦は重量があるため建物の強度が必要ですが、適切に施工されれば数十年以上の耐用年数を誇ります。近年では軽量瓦やハイブリッド素材の屋根材が普及してきているものの、景観保護地区や寺社仏閣では伝統的な瓦が今も使われ続けています。単位は「枚」または「坪」で数えます。
使い方・例文
神社仏閣の屋根や、古い町並みが残る京都・奈良・金沢などで、いぶし銀に輝く瓦屋根を見ることができます。また、「鬼瓦」という鬼の顔をかたどった装飾瓦は、魔除けとして棟の端に取り付けられています。
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