球電とは?
きゅうでん
球電とは、雷雨の際などに目撃される発光する球状の謎の現象で、その正体はいまだ科学的に解明されていません。
球電(きゅうでん、英:ball lightning)とは、雷雨の際などに現れるとされる、球形の発光体の目撃報告に基づく自然現象です。直径数センチから数十センチ程度の光る球が、空中をゆっくりと漂ったり転がったりするように移動し、数秒から数分後に静かに消えるか、急激な爆発音とともに消滅するといった特徴が報告されています。
球電の色は赤・橙・白・青など様々で、明るさも様々です。壁を通り抜けたり、建物の内部に侵入したりするという証言もあり、その超常的ともいえる性質から長い間「怪現象」として扱われてきました。古くはヨーロッパの航海者が「セント・エルモの火」として記録したものとは別に、球電の目撃談は世界各地・各時代に残っています。
現代の科学においても球電の正体は確定していませんが、複数の仮説が提唱されています。
- プラズマ説:落雷によって生じたプラズマが安定した球状を維持する
- マイクロ波共鳴説:雷が発生させたマイクロ波が空気中に閉じ込められる
- シリカ気化説:落雷で地面が溶けてシリカ微粒子が酸化発光しながら浮遊する
実験室での再現実験も行われており、シリコン蒸気が酸化発光する現象が報告されていますが、自然界の球電との対応はまだ確認されていません。目撃証言の信憑性は高く、物理的な実体を持つ現象であると考える研究者も少なくありません。
使い方・例文
雷雨の後に室内で発光する球体が浮かんで消えたという不思議な体験談として、気象の怪現象を紹介する科学番組や書籍で球電が登場します。
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