狂言師とは?
きょうげんし
狂言師とは、能楽のうち喜劇的・滑稽な演目である狂言を演じる専門の演者で、能楽師の一種です。
狂言師(きょうげんし)とは、日本の伝統芸能・能楽において、狂言を演じることを専門とする演者のことです。能楽師のうち、能を演じる「能方(のうかた)」に対して、狂言を演じる者を「狂言方(きょうげんかた)」あるいは狂言師と呼びます。
狂言は室町時代に成立した日本最古の笑劇(コメディ)であり、平易な言葉と身振りで庶民の日常や人間の滑稽さを描きます。能が幽玄・象徴的であるのに対し、狂言はリアルでユーモラスな表現を特徴とします。狂言師はこの特質を生かした演技と発声技術を修得します。
狂言師の家系は現在、主に大蔵流(おおくらりゅう)と和泉流(いずみりゅう)の二流派に分かれています。
- 大蔵流:山本東次郎家などが中心的存在
- 和泉流:野村萬斎など現代でも広く知られる演者を輩出
狂言師は能楽堂での公演のほか、単独の狂言会や学校公演、テレビ・映画への出演など、幅広い場で活動します。狂言は能とともに2001年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されており、狂言師はその担い手として重要な役割を果たしています。
使い方・例文
能楽堂の公演プログラムでは、能の演目の合間に狂言師が「附子」や「棒縛」などの演目を演じ、観客の笑いを誘う場面が設けられます。
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