熟字訓とは?
じゅくじくん
熟字訓とは、漢字一字ではなく熟語(複数の漢字の組み合わせ)全体に日本語の読みを当てた特殊な訓読みのことです。
熟字訓(じゅくじくん)とは、漢字を一字ずつ読むのではなく、複数の漢字からなる熟語(熟字)をひとまとまりとして日本語の読みを当てたものです。通常の訓読みは漢字一字に対して行われますが、熟字訓は二字以上の漢字の組み合わせを一つの日本語として読む点が独特です。
熟字訓の代表的な例として、次のようなものがあります。
- 今日 → きょう(「今」はこん・いま、「日」はにち・ひと読まない)
- 明日 → あした・あす
- 大人 → おとな
- 海女 → あま
- 土産 → みやげ
- 紅葉 → もみじ(こうようとも読む)
- 時雨 → しぐれ
- 眼鏡 → めがね
これらは個々の漢字の音読み・訓読みからは読みが予測できないため、丸ごと覚える必要があります。文部科学省が告示する常用漢字表では「付表」という形で熟字訓のリストが掲げられており、学校教育でも取り上げられます。
熟字訓は日本語の語彙の豊かさを示す一方、外国人学習者や子どもにとっては習得の難しいポイントの一つです。また、固有名詞(地名・人名)にも熟字訓的な読み方が多く見られ、日本語の文字文化の奥深さを体現しています。
使い方・例文
漢字検定や国語の授業で「今年(ことし)」「景色(けしき)」「波止場(はとば)」などを熟字訓として学ぶ場面がよくあります。
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