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照応とは?

しょうおう

照応とは、文章の中で離れた位置にある語句や節が意味的・文法的に呼応し合う関係のことで、文脈の一貫性や文の正確な理解を支えます。

照応(しょうおう)とは、言語学文法論において、文章内の異なる位置にある二つ以上の語句が意味的または文法的に結びつき、互いを指示・補完し合う関係を指します。英語では「anaphora」(前方照応)や「cataphora」(後方照応)として区別されます。

照応の最も一般的な例は代名詞による指示です。「太郎が公園に来た。はベンチに座った」という文では、「彼」が前に登場した「太郎」を照応しており、繰り返しを避けながら文の流れを保っています。このように照応は、同じ語の繰り返しを防ぎ文章をスムーズに読ませる機能を持っています。

照応の種類には以下のものがあります。

  • 前方照応(アナフォラ) — 既出の語・表現を後の語句が指示する(最も一般的)
  • 後方照応(カタフォラ) — これから登場する語句を先行して指示する
  • ゼロ照応 — 日本語に特有の、主語などが省略されたまま文脈から復元される形式
  • 文法的照応 — 主語と述語の呼応(「もし〜ならば、〜だろう」など)

照応が適切でない場合、何を指しているのかが曖昧になり、文章の理解が妨げられます。自然言語処理(NLP)でも照応解析(coreference resolution)は重要タスクの一つであり、機械翻訳や質問応答システムの精度向上に貢献しています。

使い方・例文

「この文の『それ』が何を照応しているか確認する」「ゼロ照応が多い日本語の文を機械翻訳するのは難しい」のような文脈で使われます。

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最終更新:

同じ読みのことば

「しょうおう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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