本文へスキップ

アナフォラとは?

あなふぉら

アナフォラとは、文や句の先頭に同じ語句を繰り返す修辞技法で、強調やリズムを生み出すために古今東西の詩・演説・文学で広く用いられます。

アナフォラ(anaphora)は修辞学の用語で、連続する複数の文・節・句の冒頭部分に同一の語句を繰り返す技法を指します。ギリシャ語の「ana(上へ)」と「pherein(運ぶ)」を語源とし、「繰り返して上に戻る」というイメージを持ちます。

アナフォラの効果は主に次の三点です。

  • 強調:繰り返すことで特定の概念テーマを聴衆・読者の意識に刻み込む
  • リズムの創出:一定のテンポが生まれ、朗読や演説で力強い印象を与える
  • 感情の高揚:反復が積み重なることで、感情的な盛り上がりを演出する

有名な例として、マーティン・ルーサー・キング牧師の演説「I Have a Dream(私には夢がある)」が挙げられます。「I have a dream that...」という句を繰り返すことで、力強いリズムと感動を生み出しました。日本語でも「今こそ〜しよう、今こそ〜しよう」という政治演説や、和歌・俳句における「〜や」の繰り返しにアナフォラに近い技法が見られます。

対義の概念として、文や句の末尾に同じ語句を繰り返す「エピフォラ」があり、両者はしばしば対で説明されます。

使い方・例文

「アナフォラはスピーチや詩において、同じ言葉を文頭に置き続けることで聴衆の心を動かす強力なレトリックとして機能します。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語