為替手形とは?
かわせてがた
為替手形とは、振出人が第三者(名宛人)に対して、指定した金額を受取人に支払うよう指示する有価証券です。
為替手形(かわせてがた)は、振出人(drawer)が名宛人(drawee)に対して、一定の金額を一定の期日に受取人(payee)へ支払うよう指示する文書であり、法律上は有価証券に分類される商業上の支払い手段です。英語では「Bill of Exchange」と呼ばれ、国際商取引や貿易金融の場で古くから活用されてきました。
仕組みとしては三者の関係が核心です。まず振出人が手形を作成し、名宛人にその引き受け(アクセプタンス)を求めます。名宛人が「引受」すると支払い義務が確定し、期日に受取人へ代金が支払われます。銀行が介在する場合は、銀行手形や信用状(L/C)と組み合わせて使われることが多く、貿易取引の安全性を高める役割を果たします。
為替手形の主な種類と特徴は以下の通りです。
- 一覧払い手形:提示した時点で即座に支払いが求められる
- 期限付き手形:一定期間後(例:船積み後90日)に支払い
- 銀行引受手形:銀行が支払いを保証するため信用度が高い
- 輸出手形:輸出業者が輸入業者宛てに振り出す貿易決済用
日本では手形法によって規律され、約束手形とともに商取引の決済に用いられてきましたが、デジタル化の進展に伴い電子記録債権(でんさい)への移行が進んでいます。歴史的には中世ヨーロッパの商人が長距離貿易の現金輸送リスクを回避するために発展させた制度が原型とされています。
使い方・例文
輸出業者が輸入業者宛てに為替手形を振り出し、銀行を通じて代金を回収する貿易決済の場面でよく使われます。ビジネス法務や貿易実務の学習でも必ず登場する重要な概念です。
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