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浅刺しとは?

あさざし

浅刺しとは、鍼灸治療において鍼を皮膚表面に近い浅い層にごく短く刺入する施術技法で、敏感な患者や小児、特定の部位に用いられます。

浅刺しあさざし)とは、鍼灸治療における刺鍼技法のひとつで、鍼を皮膚・皮下組織のごく浅い部分(数mm程度)にのみ刺入する方法です。深く刺入する「深刺し」に対する概念で、「浅鍼」とも呼ばれます。

浅刺しが選択される主な理由適応は次の通りです。

  • 小児鍼(しょうにしん):乳幼児・子どもへの施術では皮膚への接触や刺激で効果を出す「接触鍼」に近い浅刺しが基本
  • 敏感体質・高齢者:皮膚や組織が薄い・デリケートな患者への安全配慮
  • 顔面・眼周囲:血管・神経が密集する部位での安全確保
  • 皮膚疾患:アトピーや皮膚炎など皮膚レベルへの刺激が目的の場合
  • 陽気・衛気の調整:中医学理論上、体表を流れる「衛気」への働きかけには浅い刺激が有効とされる

日本鍼灸では古来より繊細な浅刺しの技術が発達し、管鍼法(鍼管を用いた刺入)による痛みの少ない施術と合わせて、日本独自の鍼灸スタイルの特徴のひとつとなっています。深刺しに比べて安全性が高く、初心者・鍼が怖い患者への導入にも用いられますが、深部の筋肉・関節へのアプローチには不向きです。鍼師は患者の体格・症状・治療目的に応じて刺入深度を判断します。

使い方・例文

鍼灸院で子どもの夜泣きや疳の虫の改善を目的とした小児鍼の施術を行う際に、皮膚にごく軽く触れる程度の浅刺しが用いられます。

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