洪水調節とは?
こうずいちょうせつ
洪水調節とは、ダムや遊水地などの施設を使って大雨時の河川流量を一時的に蓄え、下流域の洪水被害を軽減する治水機能のことです。
洪水調節(こうずいちょうせつ)とは、大雨や急激な融雪によって河川の流量が急増した際に、ダム・遊水地・調整池などの施設を使って一時的に水を貯留・抑制し、下流の河川流量を安全な範囲に抑えることで洪水被害を防ぐ治水上の機能・操作のことです。
洪水調節の主な仕組みは以下のとおりです。
- ダムによる調節:洪水期には事前に貯水量を低下させて容量を確保し(事前放流)、大雨時にはダムが流入量の一部を貯留して下流への放流量を抑制する
- 遊水地・調整池:河川の一部から溢れた水を一時的に溜める低地や施設を設け、洪水ピーク流量を削減する
- 堤防との連携:堤防で河川の水位を保持しながら、ダムで流量を調整して越水を防ぐ
洪水調節を行うダムは「治水ダム」または「多目的ダム」として分類され、利水(上水道・発電・農業用水)と治水を組み合わせて運用されることが多いです。気候変動による豪雨の激化を背景に、既存ダムの運用ルールを見直して洪水調節能力を高める「流域治水」の取り組みが近年強化されています。
洪水調節は、河川・水資源・防災工学の中核的なテーマであり、国民の生命・財産を守る重要なインフラ機能です。
使い方・例文
台風接近前にダム管理者が事前放流を実施し、本降りになってからダムが大量の流入水を貯留することで、下流の市街地への洪水被害が大幅に軽減されることがあります。
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