洗い越しとは?
あらいごし
洗い越しとは、道路や小径が川や水路をそのまま横断するように設計された、橋を設けない平面交差の水路越え構造のことです。
洗い越し(あらいこし)とは、小川や用水路などの水流を暗渠(あんきょ)や橋でまたぐのではなく、道路や歩道が水路の底面を直接舗装して平面的に横断する構造物、またはその箇所を指します。英語ではフォード(ford)と呼ばれ、古くから世界各地の農道・林道・山道に設けられてきました。
洗い越しが設けられる背景や特徴には以下があります。
- 橋を架けるよりも建設コストが大幅に安い
- 増水時には水が路面を流れ越すことを想定しており、大規模な洪水への耐性がある場合もある
- 降雨後や融雪期には渡れなくなる場合があり、通行止めが必要なこともある
- 山間部の林道・農道・離島の道路でよく見られる
現代の幹線道路では安全性や利便性の観点から洗い越しを橋や暗渠に改修する動きが進んでいますが、維持管理コストの観点から小規模な農道や林道では今も現役で使用されている例があります。自然災害後に橋が流出した場合に、応急的に洗い越しとして機能させることもあります。ハイキングや登山のルートで沢を渡る「徒渉」箇所も広い意味での洗い越し的構造と言えます。
使い方・例文
農村地帯の田んぼ道や林業の作業道では、用水路の上を舗装した洗い越しが設けられており、農機具や軽トラックがそのまま水路の上を通過する光景が見られます。
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