法廷通訳人とは?
ほうていつうやくにん
裁判の場で被告人や証人の言葉を正確に通訳し、司法手続きを支える専門職のことです。
法廷通訳人とは、刑事・民事裁判や取り調べの場において、日本語を話せない外国人の被告人・証人・被疑者のために、発言を正確に通訳する専門職です。司法の場での意思疎通を保障し、公正な裁判を実現するうえで欠かせない役割を担います。
法廷通訳は一般的な通訳と異なる点が多く、以下の特徴があります。
- 法律用語・手続き用語への精通が必須
- 発言を逐語的かつ忠実に訳すことが求められる
- 感情や語調のニュアンスも可能な限り再現する
- 守秘義務と中立性の厳守が義務付けられる
日本では裁判所が必要に応じて通訳人を選任し、報酬が支払われます。資格制度は整備途上であり、国家資格は存在しないものの、弁護士会や裁判所が通訳人の登録リストを管理しています。近年は在日外国人の増加や国際的な事件の増加に伴い、英語以外にも中国語・ポルトガル語・タガログ語などの通訳人への需要が高まっています。
誤訳や意訳は被告人の権利侵害につながるリスクがあるため、高い倫理観と語学力が求められる職種です。法廷通訳人の存在は、言語の壁を越えた公正な司法の実現を支える重要な基盤となっています。
使い方・例文
外国籍の被告が日本の刑事裁判に臨む際、裁判長や検察官の発言を即座に母国語に訳す役割を担うのが法廷通訳人です。
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