沢瀉とは?
たくしゃ
沢瀉(おもだか)とは、水田や沼に自生するオモダカ科の多年草で、葉が特徴的な矢じり形をしており、家紋や生薬としても知られています。
沢瀉(おもだか)はオモダカ科オモダカ属の多年草で、学名をSagittaria trifoliaといいます。水田・池・沼・小川など浅い水辺に自生し、日本をはじめ東アジアに広く分布します。夏に白い三弁の花を咲かせ、葉は先端が尖った特徴的な矢じり形(矢の穂先のような形)をしています。
沢瀉が特に知られるのは家紋としての意匠です。矢じり形の葉と葉の間から花茎がすっと伸びる姿が勝利・前進を連想させるとされ、武家を中心に「沢瀉紋」として広く用いられました。毛利家や福島正則など著名な武将もこの紋を使用しており、現在も多くの家で受け継がれています。
沢瀉の主な特徴と利用は以下の通りです。
- 葉:矢じり形で長さ10〜30センチ程度、水面上に直立する
- 花:夏に白い三弁花が輪生状に咲く
- 食用・薬用:球根が東南アジアでは食用にされ、漢方では利尿・消炎に用いられる
- 家紋:沢瀉紋として武家・現代家庭に幅広く普及
また、「おもだか」の漢字「沢瀉」は「沢(みずべ)から瀉(そそぐ)」という意味合いを持ち、水辺の植物であることをよく表しています。
使い方・例文
「その老舗旅館の暖簾には沢瀉紋が染め抜かれており、先祖が武家ゆかりの家柄であることを今に伝えていた。」
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