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水なし印刷とは?

みずなしいんさつ

なし印刷とは、オフセット印刷において湿し水を使わずにシリコーン層でインキの付着を制御する印刷方式です。

なし印刷(みずなし印刷)とは、従来のオフセット印刷で必須とされていた湿し水」を使用せず、版面シリコーンゴム層によってインキの付着・非付着を制御する印刷技術です。英語では「Waterless Offset Printing」または「Dry Offset」とも呼ばれます。

通常のオフセット印刷は「水と油は混ざらない」性質を利用し、水(湿し水)を刷版に供給して非画線部へのインキ付着を防ぎます。これに対し水なし印刷では、版面の非画線部にシリコーン層が形成されており、このシリコーンがインキを弾くため湿し水が不要です。

水なし印刷の主なメリットは以下の通りです。

  • 湿し水による紙の伸縮が発生しないため、見当精度が向上する
  • 網点の再現性が高く、シャープな印刷品質が得られる
  • 水質管理・湿し水添加剤の管理が不要
  • 廃液処理などの環境負荷が軽減される
  • 印刷準備(立ち上がり)が速い

一方、専用インキや版材が必要でコストが高く、温度管理が重要といった課題もあります。高品質な商業印刷・パッケージ印刷・セキュリティ印刷(有価証券など)の分野で採用されています。

使い方・例文

精細なグラデーションや細かな網点表現が求められる美術書の印刷や、食品パッケージのラベル印刷において、水なし印刷が高品質と環境への配慮を両立する選択肢として使われています。

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