楯状火山とは?
たてじょうかざん
流動性の高い溶岩が広く緩やかに積み重なって形成された、傾斜の緩いなだらかな形状の火山です。
楯状火山(たてじょうかざん、Shield Volcano)とは、粘性が低く流動性の高い玄武岩質溶岩が大量に噴出し、広い範囲に薄く広がって積み重なることで形成される火山の一形態です。その形状が盾(たて)を伏せたように見えることから「楯状火山」と呼ばれています。
楯状火山の特徴は以下の通りです。
- 緩やかな傾斜:頂上から裾野にかけての傾斜は非常に緩やか(数度程度)で、広大な面積を持ちます。
- 溶岩の特性:玄武岩質溶岩は粘性が低いため、噴出口から遠くまで流れ広がります。爆発的な噴火は少なく、比較的穏やかに溶岩が流出するタイプの噴火が多いです。
- 大規模な山体:体積が非常に大きく、ハワイ島のマウナケアやマウナロアは海底からの高さで世界最大級の山とされています。
楯状火山は、ホットスポット(地球内部のマントルから熱い物質が上昇する場所)上で形成されることが多く、ハワイ諸島はその典型例です。アイスランドも楯状火山が多い地域として知られています。これに対し、粘性の高い溶岩が積み上がった急峻な形状の火山は「成層火山」と呼ばれ、富士山やセント・ヘレンズ山がその例です。
使い方・例文
ハワイのマウナロアは典型的な楯状火山で、頂上付近でも傾斜が緩く、遠くから見るとほぼ平らな山に見えますが、裾野は非常に広大な面積を占めています。
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