桐箪笥職人とは?
きりたんすしょくにん
桐箪笥職人とは、桐材を用いた伝統的な収納家具「桐箪笥」を手作業で製作・修理する職人のことです。
桐箪笥職人(きりたんすしょくにん)は、桐の木を素材として箪笥(引き出しや扉付きの収納家具)を製作する伝統工芸の職人です。桐箪笥は湿気の調整機能・軽量性・防虫効果に優れており、着物や貴重品の保管具として古くから日本の家庭で重用されてきました。
桐箪笥の製作工程は大きく以下のような段階に分かれます。
- 木取り:乾燥させた桐材を適切なサイズに切り出す
- 削り・仕口加工:鉋(かんな)や鑿(のみ)を用いた精密な削り加工
- 組み立て:釘を極力使わず木組みで構造を固める
- 砥の粉塗り・仕上げ:砥の粉(とのこ)を塗って表面を整え、保護塗装を施す
桐材は熱伝導率が低く燃えにくい性質があるため、火事の際にも内側が保護されやすいとされています。また、湿度の変化に応じて引き出しが膨張・収縮し、密閉性が高まる独自の機能も持ちます。
現代では量産家具に押され、桐箪笥を専門とする職人の数は大幅に減少していますが、埼玉県春日部市や新潟県加茂市などが産地として知られ、伝統工芸士の制度のもとで技術の継承が続けられています。修理・洗い直しのリペアサービスも職人の重要な業務となっています。
使い方・例文
祖母から受け継いだ桐箪笥が古くなったため、桐箪笥職人に「洗い直し」を依頼して表面を削り直し、新品同様に蘇らせた、という使われ方をします。
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