根締めとは?
ねじめ
根締めとは、庭石や植栽の根元に小石・草類・低木などを配して見た目を整えるとともに、土の流失や根の乾燥を防ぐ造園技法です。
根締め(ねじめ)とは、日本庭園の造園技法のひとつで、庭石・灯籠・樹木などの根元や裾回りに、小さな石や低い植物(草類・下草・低木)を配置して仕上げることを指します。「根占め」とも書き、大きな石や木の根元という「地を占める」意味合いからこの名があるとされます。
根締めには実用的・美的の両側面から重要な役割があります。
- 土の流失防止:雨水や灌水で根元の土が流れ出るのを防ぐ
- 根の保護:直射日光や乾燥から根を守り、水分を保つ
- 景観の引き締め:大きな石や木の根元をすっきりまとめ、浮いて見えるのを防ぐ
- 自然感の演出:山野の草が岩の周りに自然に生える様子を再現し、庭に生命感をもたらす
根締めに使われる素材は多様です。玉砂利・拳石(こぶしいし)などの小石、コケ類・シダ・ヤブコウジ・フッキソウ・ハラン・ユキノシタなどの下草、あるいはサツキ・アセビなどの低木が選ばれます。石組みの場合は「添石(そえいし)」と呼ばれる小ぶりな石を主石の根元に据えることで安定感と自然感を同時に高めます。
根締めの良し悪しは庭全体の完成度を左右するとも言われ、熟練した庭師の細やかな感性が問われる仕上げ作業のひとつです。
使い方・例文
大きな庭石を据えた後、根元にコケや小石を丁寧に配する根締めを施すことで、石が庭に自然に溶け込んだように見えます。
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