造山とは?
つくりやま
造山とは、日本庭園において土や石を積み上げて人工的に山や丘を作り出す造園技法で、庭に立体的な地形変化と景観の奥行きをもたらします。
造山(つきやま)とは、日本庭園の造園技法のひとつで、土を盛り上げたり石を組み合わせたりして庭内に人工の小山・丘・山並みを作り出すことです。「築山」とも書き、庭に高低差をつけることで自然の山岳景観を庭園内に再現します。
造山の目的は大きく三つあります。第一に、平坦な敷地に立体感と奥行きを与え、実際の面積以上の広がりを感じさせること。第二に、背景となる景観(借景)を遮ったり引き立てたりして視線をコントロールすること。第三に、山の稜線や斜面に植栽・石組みを配することで自然の山岳美を凝縮して表現することです。
造山の様式には様々あります。
- 小山形:なだらかな芝の丘で、池泉庭園の背景として多用される
- 石組み型:大きな岩石を積んで険しい山容を表現する
- 枯山水型:水を使わず砂や砂利で水流を表現しながら土山を構成する
造山の技術は庭師の経験と技量を要する仕事で、土の締め固め方・排水処理・石の重心計算・植栽との組み合わせなど多くの要素を統合する総合的な技法です。江戸時代の大名庭園では池を掘った土を用いて造山を築く「池泉造山」が一般的でした。
使い方・例文
池泉庭園では池の対岸に造山を設け、山裾まで水が迫る情景を演出することで、山中の湖を訪れたような風情を庭内に再現します。
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