本文へスキップ

大刈込とは?

おおかりこみ

大刈込とは、庭園において複数の樹木や植え込みを大規模に刈り込んで一体的な造形を生み出す造園技法で、日本庭園の壮大な景観を形成する重要な手法です。

大刈込(おおかりこみ)は、日本の造園技法の一つで、ツツジサツキ、マキなど複数の樹木をまとめて刈り込み、連続した丘陵状・波状・幾何学的な形を作り出す技法です。個々の木を独立して管理するのではなく、広い面積にわたる植え込み群を一体として成形するところに特徴があります。

大刈込の代表的なスタイルには、緩やかな曲線で起伏を表現するものや、山並みや雲を模した抽象的な造形があります。枯山水庭園や池泉庭園において背景の築山や護岸の一部として用いられることが多く、庭全体の空間構成に奥行きと力強さを与えます。素材としてはサツキ・ツツジ・タマツゲ・イヌマキなど刈り込みに適した常緑樹が好まれます。

施工と維持管理には高い技術が求められます。剪定の時期・深さ・角度を誤ると形が崩れるため、熟練の庭師が手刈り鋏や電動刈込機を使い分けながら作業します。年に1〜2回の刈り込みを継続することで、何十年もかけて理想の形に近づけていきます。

代表的な大刈込が見られる庭園としては、島根県の足立美術館庭園や京都の寺院庭園などが広く知られ、国内外の観光客を引きつける景観の核となっています。

使い方・例文

足立美術館の庭園では、サツキを大きく刈り込んで連続する丘陵状の造形が作られており、大刈込の代表例として多くの庭園愛好家に知られています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語