枝打ちとは?
えだうち
枝打ちとは、木材の品質向上や林内の光環境を整えるために、樹木の下枝を人工的に切り落とす林業作業のことです。
枝打ち(えだうち)とは、主にスギやヒノキなどの人工林において、幹の下部に生えている枝を根元から切り落とす作業のことです。林業における重要な管理作業のひとつで、木材の価値向上と森林の健全な育成を目的として行われます。
- 無節材の生産:枝があった部分は「節(ふし)」となり、木材の品質を下げます。枝打ちによって節のない(無節の)高品質な材を得ることができます。
- 林内への採光:下枝を落とすことで林床に光が届き、下草の生育を促して土壌の保全につながります。
- 幹の通直化:下枝の競合を減らすことで、幹がより真っすぐに成長しやすくなります。
- 病害虫防除:通風が良くなることで、病気や害虫の発生を抑える効果もあります。
枝打ちは植林後数年から数十年の間に繰り返し行われます。一般的に地上高の3分の1から2分の1程度まで枝を落とします。切り口が傷口となるため、適切な時期(成長が盛んな時期を避ける)と切り方(幹に密着させた切断)が重要です。
近年は林業従事者の減少や作業コストの問題から、枝打ちが行われない放置林も増えており、森林の荒廃が社会問題となっています。
使い方・例文
「植林から10年が経ち、今年は枝打ちの時期を迎えた。作業員が脚立や高枝切りばさみを使い、丁寧に下枝を落としていった」のように、林業の現場でよく使われる言葉です。
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