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杏仁とは?

きょうにん

杏仁とは、アンズの種の中にある仁(核)のことで、漢方薬や食品素材として広く利用されています。

杏仁(きょうにん・あんにん)とは、バラ科アンズ(杏)の果実の種(核)の中にある仁(胚)のことです。アンズの果実の硬い殻を割ると中に種があり、その白い実の部分が杏仁です。苦みのある「苦杏仁(くきょうにん)」と甘みのある「甜杏仁(てんきょうにん)」の二種類があり、それぞれ用途が異なります。

漢方医学においては杏仁は重要な生薬のひとつで、咳・喘息便秘などの改善に用いられてきました。苦杏仁には微量のアミグダリンという成分が含まれており、大量摂取は避ける必要があります。一方、甜杏仁は食用として安全で、中国料理のデザート「杏仁豆腐」の主材料として知られています。

杏仁豆腐は杏仁の粉を牛乳や水、寒天または ゼラチンと合わせて固めたもので、独特のほのかな甘い香りと滑らかな食感が特徴です。この香りの主成分はベンズアルデヒドで、アーモンドにも共通する成分です。

現代では杏仁エキスや杏仁粉末が菓子・飲料・化粧品の素材としても利用され、アジア圏を中心に幅広い分野で活用されています。漢方と食の両面で長い歴史を持つ素材です。

使い方・例文

中華料理店のデザートとして定番の「杏仁豆腐」は、甜杏仁の粉から作られた甘く滑らかなスイーツです。また漢方薬局では咳止めや喘息の処方に苦杏仁が配合されることがあります。

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