映像伝送遅延とは?
えいぞうでんそうちえん
映像伝送遅延とは、映像を撮影・送信してから受信側に表示されるまでに生じる時間的なずれのことです。
映像伝送遅延(レイテンシ)とは、カメラなどで撮影した映像が、ネットワークや放送システムを通じて受信側のスクリーンに表示されるまでに発生する時間的なずれを指します。単位はミリ秒(ms)で表されることが多く、用途によって許容される遅延量は大きく異なります。
映像伝送の遅延は複数の段階で積み重なります。
- エンコード遅延 — 映像をデジタル圧縮(H.264、H.265など)する処理にかかる時間
- ネットワーク遅延 — パケットがサーバーや中継点を経由して届くまでの時間
- バッファリング遅延 — 受信側が再生を安定させるためにデータを溜める時間
- デコード・表示遅延 — 受信した映像を復元して画面に描画するまでの時間
遅延の許容量は用途によって異なります。テレビ放送では数秒程度の遅延が一般的ですが、ライブ競技中継でSNSと連動する場合には問題になることがあります。ビデオ会議では200ms以下が快適な会話の目安とされ、ドローン操縦や外科手術支援ロボットなどリアルタイム制御が必要な用途では100ms以下、さらに数十ms以下が求められます。
低遅延を実現するには、WebRTCプロトコルの採用、SRTやRISTなどの低遅延ストリーミング規格の活用、CDNエッジサーバーの活用などが有効です。5G通信の普及とともに、映像伝送遅延のさらなる低減が期待されています。
使い方・例文
スポーツのライブ配信を視聴しながらSNSで実況する場合、映像伝送遅延のせいで自分の画面に結果が表示されるより先にネタバレが流れてくることがあります。
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