早期離床とは?
そうきりしょう
早期離床とは、手術後や重篤な病気の治療中に、できるだけ早い段階からベッドを離れて体を動かすことで、回復を促すリハビリテーションの考え方です。
早期離床(そうきりしょう)とは、医療現場において、手術後や入院治療中の患者が、身体状態が許す範囲でなるべく早くベッドから起き上がり、座位・立位・歩行へと段階的に活動を再開するアプローチです。かつては「安静が回復を助ける」とされていましたが、長期の安静臥床(がしょう)がさまざまな合併症を招くことが明らかになり、現在では多くの診療ガイドラインで積極的な早期離床が推奨されています。
早期離床によって期待できる主な効果は以下のとおりです。
- 深部静脈血栓症(DVT)や肺塞栓症の予防
- 廃用症候群(筋力低下・関節拘縮)の防止
- 消化管の蠕動運動促進による術後イレウスの予防
- 呼吸機能の改善・肺炎予防
- 精神的な意欲や回復意識の向上
実施にあたっては、理学療法士・作業療法士・看護師らが連携し、バイタルサインや疼痛を確認しながら段階的に進めます。ICU(集中治療室)においても早期リハビリテーションの効果が示されており、人工呼吸器装着中であっても可能な範囲で体位変換や四肢運動が取り入れられています。
ただし、循環動態が不安定な場合や出血リスクが高い場合など、実施を慎重に判断すべき状況もあるため、医師の指示のもとで個別に対応することが重要です。
使い方・例文
「術後翌日から看護師の補助のもと立ち上がり、廊下を少し歩く——これが早期離床の第一歩です」というように、術後ケアの説明で使われます。
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