早川徳次(実業家)とは?
はやかわのりつぐ
早川徳次(実業家)は、シャープ株式会社の創業者であり、シャープペンシルや鉱石ラジオを日本に普及させた近代日本を代表する実業家です。
早川徳次(はやかわ とくじ、1893〜1980年)は、日本の実業家で、現在のシャープ株式会社(旧・早川電機工業)の創業者です。東京に生まれ、金属加工の職人技術を習得した後、独立して金属小物の製造・改良を手がけました。
早川の名を一躍高めたのは1915年の「早川式繰出鉛筆」、すなわちシャープペンシルの発明です。繰り出し機構を持つ金属製の鉛筆は当時画期的な発明で、世界各国に輸出され「シャープ・ペンシル」の呼び名が定着しました。この名称が後に社名「シャープ」の由来となっています。
1923年の関東大震災で工場を失った後も大阪で再起し、鉱石ラジオの製造・販売を開始。その後、真空管ラジオ・テレビジョン受像機など電気・電子機器の量産に挑戦し、日本の家電産業の発展をリードしました。
「誠意と独自技術」を企業理念に、液晶ディスプレイ事業など先端技術への挑戦を続けた早川の精神は、シャープの企業文化に長く受け継がれてきました。日本の近代的ものづくりとイノベーションの先駆者として高く評価されています。
使い方・例文
「シャープペンシル」という言葉を使うとき、その名前の由来がこの早川徳次が発明した繰出鉛筆にあることを知ると、身近な文房具の歴史が見えてきます。
この用語をシェア
最終更新: