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摺箔とは?

すりはく

摺箔とは、布地に糊を使って文様を印刷し、そこに金箔や銀箔を押し付けて装飾する日本の伝統的な染色技法です。

摺箔(すりはく)とは、布に特定の文様を施す際に、型紙や版木を使って糊を布面に摺り(塗り)つけ、乾く前に金箔・銀箔を密着させる伝統的な加飾技法です。主に絹地に用いられ、能装束や小袖など格調の高い衣装に多く見られます。

技法の基本的な手順は以下の通りです。

  1. 型紙(摺箔専用のものや糊置き型)を布に当てる
  2. 型紙の上から糊(にかわや漆系の糊)を刷毛や篦で塗り込む
  3. 型紙を外して文様状に糊が施された布の上に金箔または銀箔を載せ、軽く押さえる
  4. 余分な箔を払い落とすと、糊のある部分だけに箔が定着した文様が現れる

摺箔は平安・鎌倉時代から用いられてきた技法で、桃山時代には能衣装や婚礼衣装への応用が盛んになりました。金箔の華やかさと布の柔らかさが組み合わさることで、光の当たり方によって文様が輝く独特の美しさが生まれます。

現在も京都を中心に職人によって受け継がれており、能楽の装束や振袖・訪問着などの高級和装に使用されています。同様の技法に「箔置き」があり、摺箔と合わせて日本の伝統的な箔加飾技術の核心をなしています。

使い方・例文

能舞台で役者が着用する豪華な衣装に、松や鶴などの文様が金箔で輝くように施されているのが摺箔の典型例です。振袖や訪問着の地文様にも使われることがあります。

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