提げ物とは?
さげもの
提げ物とは、江戸時代に着物の帯から提げて携帯した小物類の総称で、印籠・矢立・根付などが代表的な品です。
提げ物(さげもの)とは、江戸時代の日本において、着物の帯に挟んだり根付(ねつけ)を介して帯から吊り下げたりして携帯した装身具・実用小物の総称です。現代のポケットやバッグに相当する役割を果たしていました。
代表的な提げ物には以下のようなものがあります。
- 印籠(いんろう):薬や印章を入れる漆塗りの小箱。武士や町人が身分の象徴としても携帯した
- 矢立(やたて):筆と墨壺を一体化した携帯用筆記具
- 煙草入れ(たばこいれ):刻みたばこを入れる袋や箱。根付と組み合わせて帯に吊った
- 巾着(きんちゃく):金銭や小物を入れる巾着袋
これらの提げ物を帯に固定するために使われた「根付」は、滑り止めのおもりとして機能しながら、象牙・木・金属などを彫刻した芸術品としても発展しました。現在では根付単体が美術品として国際的に高く評価されています。
提げ物は機能性だけでなく、素材・意匠・職人技のクオリティが持ち主の美意識や経済力を表すステータスシンボルでもありました。現代では博物館の展示品や時代劇の小道具として登場します。
使い方・例文
時代劇や歴史博物館の展示で「武士が帯から提げ物として印籠をぶら下げている」場面や解説として登場します。
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