拘束名簿式比例代表とは?
こうそくめいぼしきひれいだいひょう
拘束名簿式比例代表とは、政党が候補者の当選順位をあらかじめ決めた名簿を提示し、得票に応じて上位から順に当選者が決まる選挙制度です。
拘束名簿式比例代表(こうそくめいぼしき ひれいだいひょう)とは、比例代表制の一形式で、各政党があらかじめ候補者の順位を定めた名簿(拘束名簿)を選挙前に公表し、有権者は政党に投票する仕組みです。各政党の獲得票数に応じて議席が配分され、名簿の上位から順に当選者が確定します。
「拘束」という言葉は、候補者の当選順位が政党によって事前に確定・固定されており、有権者の投票では変更できないことを意味します。これに対し、有権者が候補者個人の優先順位を変えられる「非拘束名簿式」と対比されます。
拘束名簿式の主な特徴は以下の通りです。
- 有権者は候補者個人ではなく政党を選ぶ
- 当選順位は政党執行部や内部決定で決まる
- 党の意向が議員選出に大きく影響し、党の規律が強まりやすい
- 小政党でも得票率に応じて議席を得やすく、多様な民意を反映しやすい
日本では参議院議員選挙の比例代表区に拘束名簿式が採用されていましたが、2001年の参院選からは非拘束名簿式に移行しました。欧州の多くの国では現在も拘束名簿式が広く用いられており、ドイツやオランダなどがその例です。「死票が少ない」という比例代表の利点を持つ一方、「有権者が候補者を選べない」という批判もあります。
使い方・例文
「拘束名簿式比例代表では党が名簿順位1位に置いた候補者が最初に当選するため、党執行部の影響力が非常に強くなる」と説明されます。
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